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なぜ卒業式に袴を着るのか?
2017-02-20

こんにちは(^^)
スタイリストの菊地です。
そろそろ卒業式シーズンですね。
大学、専門学校の卒業式には袴を着る方も
多いのではないのでしょうか?
では、何故着られるようになったのでしょうか?

女性が一般的に袴を着るようになったのは明治時代からです。
欧米文化か日本に広がり始め、上流階級の女子達が学校に通うようになりました。
その上で椅子に立ったり座ったりが多くなり
着物での裾さばきが気にならないようにと
女性教師、女子生徒の袴着用が認められました。
欧米文化も混じり袴に編み上げブーツを履き
大きなリボンをするのが流行ったとされています。

一時は袴を着る事を禁止されてしまいましたが、のちに女性用の袴が作られ学校の制服として採用されました。

明治30年代には女学生=袴のイメージが確立され、昭和の始め頃まで着られていました。
事頃の女学生は憧れの対象であったそうです。

昭和に入り洋装が普及したため、女学生の制服は袴からセーラー服へとなりました。
普段は制服なのですが、卒業式。
または女性教員の小中学校の卒業式の礼服として袴着用が残りました。
他にも昭和に入ってから人気歌手が袴姿で歌った事への憧れや、人気の漫画や宝塚歌劇団の影響で卒業式に袴が定着し始めたそうです。

最近では着物といっても振袖と袴を合わせる事が一般的です。
ただ、振袖は「小振袖(80㎝位)」、「中振袖(90㎝位)」、「大振袖(120㎝位)」種類により長さが違います。
袴と合わせるのであれば、大振袖は避けた方が似合うとされています。

あと1ヶ月位には大学、専門学校の卒業式があると思います。
袴を着られるのであれば早めに予約をお勧めします。

当店でも着付けの予約を承っております。

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